無関心な大統領
人質救出とのこと。よかったですね。
今日のNew York Timesの社説は、「無関心の代償」と題してブッシュ大統領を批判している。
この数日の9/11委員会の証言により、政府が同時多発テロを防ぐために十分に対策をしなかったことが明らかになっている。面白いのは、この社説でも書いているとおり、政府の過ち(特にCIAやFBIの諜報機関)はクリントン政権もブッシュ政権でも同じように起こっているのだが、この社説ではそれを特にブッシュ氏の性格というか、知的傾向になぞらえていること。リベラルなNew York Timesはこの委員会の内容をブッシュ批判に使うが、保守はクリントンの批判に利用している。最近のアメリカの政治言論は党派性があまりにあからさまで、あきれることが多い。
さて、この大統領には、知的好奇心があまりないというイメージが定着しているが、実際そのような印象を裏付けることは多々ある。一度思い込んだら、多少の反対意見などで意見を変えない。また、この政権はそのことをポジティブにとらえている様子がある。この前も、大統領のアドバイザーが「この大統領は政治的圧力によって政策を変えたことがありません!」と力説していた。これを聞いた、ウォルター・クロンカイトという著名なジャーナリストが、「ブッシュ氏は信仰が篤いというが、神からの圧力があったら意見を変えるんですかね」と発言していた。このへんはどうなんだろうか。面白い質問だと思う。
でも、自説を曲げないことがそんなにいいことなのだろうか。「信念の人」というと聞こえがいいが、むしろ、現実に柔軟に対応することが政治化には求められることもある。(自民党の首相などはとくにそればかりの人々が多かったが。)「無関心」というと、またイメージが変わってくる。この人、知的好奇心というものは本当になさそうだ。ある小学校を訪問したときに、子どもに向かって、「私は、いまさら学校にはもどりたくないよ。関心もないし…」と言っていた。子どもに対してのメッセージとしてはどうかと思うが、多分本当に心からそう思っているのだろうから仕方ないかもしれない。
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