タグバ報告書:全文公開
アントニオ・タグバ少将によってまとめられた、イラク人虐待事件に関する米軍内部の報告書の全文がこちらで公開されている。(via andrewsullivan.com)
3分の1ほどいったところに、調査者がまとめた虐待行為の一覧がある("Punching"で検索して、最初のヒットから下)。一部新聞で報じられているような内容はこの報告書にすべて出ているので、これらの件については捜査が進行中ということで間違いない。また、捜査はさらに広がる様相を見せている。
昨日、今日と、The New Yorkerに暴露記事を書いたサイモア・ハーシュがテレビに登場している。この人、日本でいうと文芸誌のような位置づけのThe New Yorkerにおいて、一人でテロ・戦争関係の調査ルポを書いている人。過去にもタカ派のリチャード・パールがイラク戦争を通して直接利益を受けていたのではないかと指摘して、パールに「アメリカ人でテロリストに一番近い男」と呼ばれたジャーナリストである。テレビ番組での論調は、だいたい雑誌の記事と同じだが、出演中、笑いを押し殺せないような仕草を何度か見せていた。「どうだ、この一件では勝っただろ」と思っているに違いない。一般の、軍の正義を信じている素朴なアメリカ人がテレビを見たら、こいつは不謹慎な、アメリカ軍の足を引っ張る奴と思うだろう。でも、軍の組織的関与があったかなかったかという点に関しては、組織的関与を指摘している彼の方がいまのところ優勢に見える。一方、Wall Street Jounralに政権側の立場から反論するコラムが載ったが、いまいち説得力がないように思えた。
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