「亀井秀雄の発言」
拙サイトが「亀井秀雄の発言」で紹介されました。
「同時代への発言」ページの目次から、「マスメディアの『テロリズム』No. 3」をクリックすると読めます。先日紹介した亀井氏の「2ちゃんねる」論の続きも読むことができます。特に、戦前のプロレタリア文学の「壁小説」と絡めた「2ちゃんねる」論は非常に面白いです。また、サイトの他のエッセイも、海外における日本文学の研究、また歴史教科書問題など、読みごたえのあるものが多数あります。
「亀井秀雄の発言」を見て来られた訪問者の方へ。
私のニューヨークタイムズの人質事件報道についてのエッセイはこちらです。
また、文学関係者の方は、日本文学の海外紹介について書いたエッセイ(ここやここ)もご一読ください。日本文学の翻訳事業は、非常に意味があると思っています。ぜひご支援ください。(「支援」といっても文化庁の事業ですので一般人に何ができるというわけではないのですが、日本の文学作品が翻訳され、さらに出版され続けることの重要性をできるだけ多くの人に知っていただきたいと思っています。)
ご意見、ご感想はコメント欄かメールで。
(一部編集済)
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Comments
はじめまして、小生東京の麻布学園という私立中・高で理科教員をしているものです。
本ブログの《May 08,2004「亀井氏、『2ちゃんねる」を発見》を見て、それを読みに行き、はまりました。そのなかの〈同時代への発言〉はすべて読みました。そして、それを生徒に紹介したいと思い、本学園の『図書館通信』で紹介しました。「麻布学園ホームページ」(http://www.azabu-jh.ed.jp/)の「図書館」の『衣錦尚絅No.5』の《同時代への発言 - 「わが2ちゃんねる論」 など-》です。
それを紹介しようと思った直接の動機は、「イラク人質事件」については、この『図書館通信』にフランスの新聞「ル・モンド」に載った、人質の方々を擁護する立場からの記事の和訳が転載されたことです(『衣錦尚絅No.3』)。この記事は、“むなぐるま”氏が批判していた(../../2004/04/post_8.html)、ニューヨークタイムズの記事と並んで日本で話題となりましたが、内容的にも、“むなぐるま”氏がのニューヨークタイムズの記事について批判していたことが、そのまま当てはまる気がします。そこで、別の見方も紹介すべきだと思ってそれを書きました。
生徒に紹介するに当たっては一番関心をもつのは「2ちゃんねる」かなと思い、それを中心に据えました。また、亀井氏が、「掲示板」に興味を持たれているかと思い、学校現場で「掲示板」がどのような問題を引き起こしているかを書いてメールを出しました。
以下、不要かと思いますが、そのメールの一部を引用させていただきます。長くなって申し訳ありません。
///////////以下引用です///////////
… 「2ちゃんねる」は、結構好きな生徒がいて、周りからは、「ちゃねらー」と揶揄されたりもするのですが、実際、はまっていたりするようですし、そうでない生徒でも、ときどき覗くという者は少なくないようです。
わたしどもの学園を扱うスレッド、「学問・教育」の「受験・学校」内の「お受験」ページの《麻布学園について語るスレ》などでは、本校生を装った「工作員」が入り込んだりして、時に、「荒れる」こともあります。そこで、生徒有志が自分たちの掲示板を立ち上げました。http://www.geocities.co.jp/Beautycare/8605/menu.htmlところが、そこでは建て前は実名禁止となっているのですが、特定可能な個人への誹謗中傷が行われ問題となりました。
親の抗議もあり、掲示板の管理人の生徒と教員で話し合いが行われ、不適切な書き込みは、見つけ次第、あるいは依頼により削除するなど改善が行われました。しかし、なかなか眼は届きにくく、短時間でも書き込まれていると、そういった誹謗中傷などは、口コミや個人のメールですぐに広まってしまう(ほとんどの生徒が携帯を持っていて、さかんにメールのやりとりをしています)ということで問題は解決せず、現在その掲示板の主な部分は閉鎖され、それについての「議論」のページがつくられ、それなりにまじめに話し合っています。
長々と書いてしまい申し訳ありません。先生が、「掲示板」に興味をお持ちだと思い、もし、そうでありましたら、学校の場で問題となっていることを知っていただければ幸いかと思い書かせていただきました。同じような問題は、他の学校などでも起きているようで、閉鎖されてしまった「掲示板」もあるようです。私どもでも、閉鎖させるべきだという意見を持つ教員もいます。
閉鎖論に対しては、閉じさせても、「掲示板」は別の生徒がいくらでも立ち上げることができ、その場合、管理人が誰かわからないとか、わかっても話の通じない者かもしれないということで、今の掲示板をなんとか改善させようという意見もあります。改善法としては、誰が書いたかわかるようにするなど、技術的にできる部分もあります。あるいは、個人の誹謗中傷でなくても、恥ずかしい書き込みもあるので、部外者は見られないようにするという案もあります。もちろん、教育の場ですので、生徒に、ネットでのマナーを守るべく教育するということが先決です。その意味では、長崎での小学生による殺人事件は、重い教訓であります。
いずれにしても、教員にしてみると頭の痛い問題なのですが、私個人としては、話し合いで改善させることができないようでは、私どもの学校の理念である「自主・自律」が泣くのではないかと考えます。『図書館通信』で「2ちゃんねる」を取り上げたのには、そういった思いもあります。
///////////以上引用です///////////
亀井氏の“〈同時代への発言〉は、今までネットで出会った文章の中で、自分にとってはもっとも意味のあったものだと思っています。むなぐるま”氏の紹介に大感謝です。また、アメリカでの政治やマスコミの状況の紹介など、なかなかすべてはフォローできませんが、興味深く読ませていただいております。今後ともよろしくお願いします。
Posted by: 伊藤照雄 | Jun 14, 2004 4:12:56 PM
>伊藤様
こんにちは。亀井秀雄氏のエッセイは、丁寧な読みもそうですが、氏の人柄が良く出ていて、読んでいてほっとしますよね。
図書館だよりも読ませて頂きました。私が中学・高校生のときはインターネットなどは普及していなかったので、現在のように学生の掲示板の書き込みが問題になるというのは隔世の感がします。でも、自分の学生時代を思い出して懐かしい気分になりました。それにしても、人質問題についての『ル・モンド』のコラムと、亀井秀雄氏の「2ちゃんねる論」が両方載る図書館だよりというのはとても面白いですね。ちなみに、拙ブログでも問題の『ル・モンド』の記事について扱った記事がありますのでご覧下さい。
Posted by: むなぐるま | Jun 14, 2004 9:18:38 PM