むなぐるま

アメリカ在住の研究者(の卵)による日常観察・オピニオン系Blog

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July 28, 2004

バラック・オバマに注目

引き続き米民主党大会から。火曜日は若手のバラック・オバマ氏が光っていましたね。42歳で現在は州上院議員なのですが、イリノイ州から上院に立候補しており大抜擢されて党大会で演説しました。父はケニア出身の黒人、母はカンザス州の白人という生まれなのですが、ハーバード・ロースクール卒というエリートでもあります。
いいのは、マイノリティ出身ながらルサンチマンを全く感じないこと。アメリカの理念を体現しているのは私だと言わんばかりに、高邁な理想と地に着いた現実主義が見事に組み合わされた演説をしておりました。それから、彼からはエゴを感じないんですよね。彼の演説でも、「アメリカは個人主義で有名だが、もう一つの重要な物語は、アメリカは一つの国民としてつながっているということだ」と言って人種、思想の相違を超えて団結を訴えておりました。「アメリカは一つの家族」とも。この共同体・公共性意識というのは戦後の日本では錯綜してしまっていますが、こういう意識こそアメリカの強さだと感じました。私にとってアメリカの理念は基本的には「他人事」なのですが、このように政治の言葉に理念が生きているというのはすばらしいと思います。日本の政治家の皆さん(とくに民主党)には彼の演説を研究していただきたいものです。ともあれ、すでに次の民主党大統領候補(当選すれば初の黒人大統領)は彼だという声も挙がっているほどです。彼は注目ですよ。参考までに、アンドリュー・サリバンのレビュー(英文)がよくまとめてあります。また、彼の演説の映像はこちらです。
 ともあれ、彼のようなリーダーが若い世代からも生まれてくるところにアメリカの本当の「強さ」、すなわち理念の強さを感じますね。彼の言葉には人の情熱をかき立てるものを感じます。振りかえるに、日本の政界には若いリーダーが育っているのでしょうか。少し前は古賀潤一郎氏が若きリーダーと目されていたというのは恥ずかしい限りですが…。

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Listed below are links to weblogs that reference バラック・オバマに注目:

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未来の大統領になるべき人物を紹介する。 『バラック・オバマ』 彼についてはアメリカのメディアでこれでもかと報道されているので、知っている人もきっと多いと思う。  7月下旬�... [Read More]

Tracked on Aug 9, 2004 10:32:24 PM

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「Dreams from My Father : A Story of Race and Inheritance」 バラック・オバマ というのは半嘘で さすがに洋書は1日1冊のペースでは読めまへん。 [Read More]

Tracked on Sep 26, 2004 7:05:47 PM

Comments

他の新聞は読んでいないのですが、29日付の『産経新聞』東京版に古森記者のレポートが掲載されていました。
題は、『「団結」誇示する民主党』。
そこにバラック・オバマ氏について触れていましたので、その部分(段落)だけ引用します。

> この戦略は同日、党大会の基調演説をした若手人気政治家のバラック・オバマ氏の訴えの主眼でもあった。ケニア人を父に、米国人を母に持つ同氏は「黒人の米国も白人の米国もなく、リベラルの米国も保守の米国もなく、ただ米国があるだけだ」と述べ、党内で意見が割れるイラク戦争についても、「イラク戦争に反対した愛国者も、支持した愛国者も、みな同じ米国に忠誠を誓う米国人なのだ」と強調した。

余裕がなく他の新聞はチェックしていませんが、日本のテレビメディア(地上波のみですけど、私の場合は)は彼のことを一切報道していないようです。
一言お知らせまで。

Posted by: I love さぬきうどん | Jul 29, 2004 1:34:55 PM

>さぬきうどんさん
情報ありがとうございます。日本での報道の様子はなかなかわからないので、助かります。このサイトでは自分が気になる情報を書いていますが、日本で報道されていない内容なども書きたいと思っています。これからもよろしくお願いします。

Posted by: むなぐるま | Jul 30, 2004 12:50:57 AM

(2006年5月 むなぐるま管理人からの受託により保管)

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