むなぐるま

アメリカ在住の研究者(の卵)による日常観察・オピニオン系Blog

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September 22, 2004

メモ疑惑:民主党とCBSの関係は?

月曜日にCBSとダン・ラザー氏がメモの扱いについて誤りを認め、独立調査機関による調査を決めてから、焦点はこの件に絡んでCBSとケリー選挙本部が連絡を取っていたかどうかに移っている。この事件、大手メディアでは特にワシントン・ポストが頑張っているのだが、今日のこの記事(登録必要)によると、今のところ、事実関係として当事者が認めているのは、 ○「60ミニッツ」プロデューサーのメアリー・メイプスが、ケリー陣営のジョー・ロックハート(クリントン政権で大統領報道官を務めた)に、メモを提供したビル・バーケット氏に電話するよう依頼した。その時に、メイプス氏は、バーケット氏のことを「CBSを助けてくれている人」と呼び、「60ミニッツ」の番組のストーリーについても言及した。 ○ロックハート氏はバーケット氏を誰か知らないまま、彼に電話をかけ、短時間話した。「60ミニッツ」の番組については話さなかった。 ○バーケット氏は、元上院議員でケリー氏の友人のマックス・クリーランド氏とも電話で話した。

メイプス氏は、メモの提供とメイプス氏がバーケット氏をケリー陣営に紹介したことについて、取引があったことについては否定している。ケリー陣営も、ロックハート氏に事情を聞き、特に問題はなかったという認識を示している。一方、ブッシュ陣営は、バーケット氏のメモとCBSの番組はケリー陣営の選挙運動と連動していたのではないかと追及している。

この問題については、もう少しはっきりするまで様子を見たい。CBSがメモが捏造と認めるかどうか、というのは比較的わかりやすいが、この捏造メモとケリー陣営が関係していたか、となると、事情は複雑になってくる。ブッシュ陣営は、この件を当然ケリー氏攻撃の材料にしてくるが、彼らの言うことを鵜呑みにすることはできない。ブッシュ陣営だって、あの「高速艇退役軍人の会」なるグループとの関係には怪しいものがある。情報が限られている現在の段階では、踏み込むのはフェアではないだろう。

さて、このメモ疑惑、「ジャーナリズムは、自らの先入観に合ったストーリーを造るためには事実を見る目も曇るか?」という問題をはらんでいるだけに、日本の大手マスコミは扱いに慎重になるだろうと思っていたら、予想通り、News 23の報道ではコメントなしでスルーだったようだ。(さぬきうどんさん、情報提供ありがとうございます。)このブログでも、メモ事件について書いて以来アクセス数が激増している。新聞・TVなどの大手マスコミにとって、都合の悪いニュースは飛ばしていればいい時代は終わった。

追記:Slate.comから、ダン・ラザー氏の奇行録とも言うべき記事。タフというイメージは昔からあったが、単に攻撃的な人柄なのかもしれないと思わせる、数々の奇行。名キャスター、ウォルター・クロンカイトの後釜にはなったが、結局クロンカイト氏にはなれなかったラザー氏、という人物像が浮かび上がってくる。

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» CBSがバーケット(メモの提供者)とケリー陣営を接触させた疑い浮上 from 日刊雑想録『秋霜烈日』
コメントに「CBSは視聴率目当てでやりかねない」というお言葉をいただいたが、騒ぎはその枠を超えている。 再送:CBS、疑惑資料の提供者とケリー陣営を接触させた疑い=米紙(�... [Read More]

Tracked on Sep 22, 2004 9:39:09 PM

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(2006年5月 むなぐるま管理人からの受託により保管)

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