むなぐるま

アメリカ在住の研究者(の卵)による日常観察・オピニオン系Blog

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February 14, 2005

Bull****の哲学

A Princeton Philosopher's Unprintable Essay Title (New York Times)

秀逸。
記事に引用されている一節から。

"One of the most salient features of our culture is that there is so much [bull]. Everyone knows this. Each of us contributes his share. But we tend to take the situation for granted. Most people are rather confident of their ability to recognize [bull] and to avoid being taken in by it. So the phenomenon has not aroused much deliberate concern, nor attracted much sustained inquiry."

記事では、"[bull]" と "lies" は違うという議論が紹介されている。すなわち、"lies"は真実に明らかに反するもので、われわれはそれに怒りをもって反応するが、ウソをつく人は真実を意識しつつもあえてそれに反しているぶん、真実に関心がある。しかし、"[bull]"は、真実もウソもなく発せられるのだから、われわれはそれにさまざまな反応をするのだという。
 何でも、現プリンストン大学名誉教授の著者がこのエッセイを書いたのは20年ほど前で、著者のエッセイ集に所収されていたが、アングラで根強い人気があり、このたび「単発のエッセイで出版しませんか」 と声を掛けて出版に至ったとのこと。
 哲学というのは人間の根本問題を扱う学問なのですが。まじめにこういうシリアスな問題に取り組んでいる哲学者をほめるべきか、こういう素晴らしいネタ哲学者を見つけてくるNew York Timesをほめるべきか。
本の情報はこちら。

On Bullshit
Harry G. Frankfurt



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本のリンクを右の"Featured Items"にも貼っておきました。

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(2006年5月 むなぐるま管理人からの受託により保管)

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