むなぐるま

アメリカ在住の研究者(の卵)による日常観察・オピニオン系Blog

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March 20, 2005

Courage

本業の方がなかなか落ち着かない。落ち着く目処も立たない。

テレビや新聞などに関わるジャーナリストが、ネットの言説を横目で見ながら、自分たちにしかできないことがある、という発言が最近いくつか出て、それについてこのエントリで書いたのだが、もう少し書いておきたい。

ブログには「組織的、継続的に社会をウオッチし、報道を続けること」ができない、などという技術論については、新聞の将来をしっかりと考えないと時代遅れになりますよ、と申し上げておきたいのだが、やっかいなのは、ジャーナリストは一般人より社会正義を追求する理想がある、という種類の論だ。いわく、ブログには倫理観、責任感がないと。

しかし、ダン・ラザーが失敗したのは、社会正義を実現しようという「勇気」によって、冷静に資料の真偽を吟味する理性を失ってしまったからであって、「勇気」だけではだめだという典型的な例になってしまった。金平氏などにはその辺りに気が付いてもらいたい。(参考)また、ネットで情報を発信し、受信するのは、社会のひとりひとりであることを考えると、テレビや新聞のジャーナリストが、倫理観や責任感において自分たちがネット世論より高い位置にあると宣言するというのは、傲慢である。ジャーナリストに「倫理観」とか「勇気」という言葉を独占させるわけにはいかない。

いっぽう、ブログなどのインターネットの言論を通して、いままで声を持たなかった一般人が、それぞれの専門と見識を武器に「勇気」を発揮するチャンスが生まれた、といえるし、その意味で、現在の状況というのは、実に希望に満ちた状況といえるのではないだろうか。

そうした無名の一般人の「勇気」に…。

Courage.

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Tracked on Mar 21, 2005 9:50:23 AM

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(2006年5月 むなぐるま管理人からの受託により保管)

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