むなぐるま

アメリカ在住の研究者(の卵)による日常観察・オピニオン系Blog

March 09, 2005

iPod shuffleを買った

昨日とうとう買った。512MBの方で、アカデミック割引はこの機種はないので値段は定価通り$99。私はPowerBook 12inch のユーザで、ほとんどいつも持ち歩いている。私の音楽コレクションはせいぜい5GBくらいで、PowerBookの方に入れても支障がない。だから、iPodのほうは例えば通勤のバスの中で音楽やオーディオブックを聴くのに使えればよいので、iPod miniすらも必要ないと思ってshuffleを選んだ。

 軽さ、シンプルなデザインについては言うまでもなし。ただ、組み立てがタイトなせいか、ボタンの一つがギスギスいう。大学のストアに交換を頼んだら、仕様とのこと。まあ慣れるしかない。iBookを使っていたときにも思ったが、アップルのローエンド製品は製品の精度でいうとちょっと甘いか。(今使っているPowerBookには大満足だが。)
 パッケージを開けて、PowerBookのUSBポートにさしこむと、iTunesが立ち上がる。ドライブに名前を付けたり、ごく簡単な初期設定をすると、すぐに使用可能。ファイル操作も、iTunesに馴れていれば全く同じ感覚で出来る。買ったばかりなのに、ずっと使っていたかのような感覚。この簡単さがアップルの良さではある。
 オーディオブックを1つか2つ入れ、残りを音楽ファイルで埋めることにする。音楽の方は、現在の音楽コレクションからプレイリストをつくって、たとえば "Rock" とか "Classical" とか名前を付けておく。それで、オーディオブックのファイルをプレイリストの先頭に転送した後、その日の気分に応じてプレイリストからAutofillできる。この機種でも100曲くらい入る。(転送は5〜6分。)
 オーディオブックを聴くときは順番に再生し、そうでないときはシャッフル再生。音楽に飽きてオーディオブックに戻るときも、再生ボタンを軽く3回押すと、プレイリストの先頭に戻って、前に止めたところからから再開してくれるので、オーディオブックと音楽の間を行き来できる。ファイル内の早送り/巻き戻しも可能。また、充電はUSBポートからできるので、PowerBookに差しておけばOK。というわけで、そもそも用途をかなり割り切って考えていた私には十分な操作性といえる。
 唯一の難点は、構造上バッテリ交換が不可能なこと。バッテリが死んだら、終わり。まあ2年くらいで使い切ることになるだろうか。まあそのつもりで使い込もうか。

 早速、iTunes Music Storeで、Charlie Roseのトークショーをダウンロードした。iTunes Music Storeも、最近はオーディオブックのラインアップが充実し、ラジオやTV番組のトークショーをばら売りしたりしている。この番組はPBSの番組なのだが、1時間の番組の再録で$7で買える。私の買ったのは、Glenn Reynolds, Andrew Sullivan, Joe Trippi, Ana Marie Coxと大物ブロガーが勢揃いした話題の回で、面白かったのだが、こういう利用の仕方がこれから増えて、今まで以上にiTMSで散財してしまいそうだ。

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February 23, 2005

iPod mini と iPod Photo がアップデート

ほぼ予想通り。(macrumors.com) 

アップル・ジャパンのサイトはこちら。(iPod mini / iPod Photo

iPod Mini
- New 6GB Model. $249
- 4GB Model. $199
- Up to 18hrs Battery Life
- 4 Colors (Goldが消えた模様)

こちらの目玉はバッテリー駆動が18時間になったこと。4GBモデルは$200を切った。

iPod Photo
- 30GB. $349
- 60GB. $449
iPod Photoのほうは、3月に、カメラから直接データ記録できて、そのまま iPhoto にアップロードできるアダプタが発売になるとのこと。(詳細:macrumors.com)これで、撮った写真をその場でプレビューできる記録媒体として、iPod Photo がかなり使えるものになってきた。30GB バージョンの登場で、第4世代の iPod は引退という方向になってくるのだろう。

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January 06, 2005

アップルの新製品情報が大量流出?

Apple Sues Think Secret (MacRumors)

久しぶりにMacの話題を。
アップルが新製品を発表するMacworld Expoがいよいよ来週に迫り、ここにきて期待が高まっている。それも、アップルが今週、フライング気味にサーバXServe G5と純正液晶モニタCinema Displayのアップデートを発表。これらのアップデートは、新製品が少ない年ならMacworldで発表するレベルの製品だから、今年のMacworldでは新製品が大量に発表されるのでは、という期待感が高まっている。

そのなか、Think SecretというMac情報サイトが、「信頼できる筋」からの情報として、次から次へと今回のMacworldで発表されるという新製品情報を公表している。Think Secretによると、次のような新製品が発表されるという。(私は内部情報を持っていないし、このニュースの真偽を検証することも不可能なのでそのつもりでお読み下さい

  • モニタなし廉価版 iMac … 1.25GHz, 256MB RAM, DVD/CD-RW Combo Drive で$500 を切った値段で登場。「首なしiMac」というニックネームがすでに付いている。
  • Productivity Suite iWork  … MS Officeのようなビジネスソフト。ワープロソフト Pages、プレゼンソフト Keynote 2などを含むといわれる
  • フラッシュベース iPod  … 小型でフラッシュメモリ搭載のiPod。1GBの容量で $150
  • iLife '05  … iDVD などのアップデート
  • GarageBand 2 の素材パック Jam Pack 4

このニュースが正しいとすると、なかなかのラインナップである。さて、普通はこういう噂話はMacworldなどの前にいくつも流れたりして、どれが本当かとわくわくしながら公式発表を待つのが普通なのだが、今年は、この時点でアップル社がThink Secretを企業秘密の漏洩を理由に提訴することになった。この訴訟の結果がどうなるかは想像もつかないが、まあアップルが怒っているということは上の情報のかなりが正しい情報なのではないかというのは予想がつく。
 長期的には、廉価版 iMacやら iWorkなどにより、Macのシェアが上がってくれればいいのだが。今のアップル、iPodが大成功しているぶん、Macのアイデンティティが希薄になっているような気がする。Macも何とか頑張ってほしいものだと思う。

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July 17, 2004

新しいiPod

New iPod shown on Newsweek cover (ThinkSecret)

iPodのニューモデルが月曜日に発表される、というニュース。うわさ話かと思ったのですが、Newsweekの来週号のカバーのカバー・ストーリーで大々的に発表される予定だったのが、誰かが(Newsweekと提携している)msnbc.comのサーバで来週号の表紙画像を見つけて、確定したみたいです。
 このサイトの記事によると、現行より一回り小さく、薄くなっているようです。写真を見ると、形状としてはiPod miniに少し似ていますねー。また、値段も現行より少し安くなるとか。

MSNBCのサーバで見つかった表紙画像(拡大)

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April 21, 2004

azur を使ってみた

青空文庫最適ビューアの"azur"、今日からダウンロード開始。早速試してみた。

シンプルかつ機能的というのが第一印象。ブラッシュメタル調のインターフェースで、ボタン数などはかなり絞り込んである。いくつかHTMLと.ttz (T-Time)のファイルを試してみたが、問題なし。挙動もきびきびしているし、安定している。
 やはり、このソフトの目玉は、JIS X 2013の文字コードに対応していること。これは、2000年に規定された文字コードで、第三、第四水準漢字がJISコードで扱えるようになっている。Mac OS XではOS 10.1から、JIS X 2013には標準対応しており、同梱のヒラギノフォントで約2万字を表示できるのだが、ソフトの側の対応がなかなか追いついていなかった。ATOKも、最新のATOK 16でようやく変換候補にこれらの漢字が出るようになった。そんなわけで、"azur"ではJIS X 2013に対応と聞いて、期待していた。

早速、青空文庫サイトの「明日の本棚」のページから、いくつかのファイルをダウンロードして試してみる。このページには、JIS X 2013を利用して打ちこまれたファイルがいくつか試験的に公開されている。鴎外の「護持院原の敵討」や白秋の「濃霧」で試してみると、すべての漢字が綺麗に表示されている。(Carbon版のT-Timeでは文字化けしてしまっていた。)鴎外の「鴎」(メの代わりに、品)はもちろん、白秋のファイルに使われている旧字体の文字もすべて普通に表示されている。もちろん、アンチエイリアスの効いた、綺麗なフォントで。シンプルだが、こう表示してくれるといいと想像していた通りに表示できる。とりあえず大満足だ。

追記:内藤さんのご指摘により、鴎外作品の誤字を訂正しました。

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April 15, 2004

Mac OS Xにも対応! 「青空文庫」ビューア "azur"

「青空文庫」のファイルに対応したWebブラウザ"azur" が発表された。(aozora blog 経由。)Azur(Aozora Unique Reader)というのはなかなかクレバーなネーミングだ。


青空文庫のファイルはHTML、.TXTのほかに.EBK(エキスパンドブック)形式で提供されているが、.EBKおよびその発展型である.TTZのビューアであるVOYAGER社のT-TIMEは、長年開発が止まっていた。Mac版はCarbonなのだが、バグがあったりJIS X 2013の漢字が表示できなかったりといろいろ不便だった。ソフトが更新される様子もないので、VOYAGERはMacを切り捨てたのかと思っていた。
(電子本のファイル形式についての説明はこちら。)

azurは、基本的には縦書きWebブラウザなのだが、青空文庫の注釈タグに対応しているとのこと。特筆すべきなのは、azurの、Mac OS X版が開発されていること。Jaguar(OS 10.2)以降対応というから、多分、Apple社のブラウザ、Safariのレンダリングエンジンを使っているのだろう。Safariは速いし、かなり正確にレンダリングできるようになってきたから、期待できる。また、将来はJIS X 2013にも対応するとある。OS XはヒラギノフォントとJIS X 2013にOSで対応しているのだから、その機能をフルに生かしたソフトになってほしいものだ。

Macの美しいフォント表示で青空文庫を読めるのが楽しみだ。ダウンロードは今月22日からとのこと。

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March 06, 2004

Mellel: Mac OS X のワープロソフト

先日の記事にも書いたが、最近ワープロソフトはMellelを使っている。

1年半前にMacにスイッチしたとき、せっかくMacに乗り換えたのだから、Mac OSの特徴を生かしたワープロソフトがあるかと期待していたのだが、ちょうどOS 9からOS Xへの乗り換えの過渡期で、決定版といえるソフトというのが存在しない状態だった。そこで、しばらくはMS Wordを使っていた。OS Xだけあって見栄えはいいのだが、日本語と英語を交ぜると書式が狂ったりして、不便なものだと思った。そもそも、Mac使いの友人が英語版の書誌ソフトEndnoteに平気で日本語を打ち込んでいるのを見て、Macは多言語環境に早めに対応しているという印象があった。確かに、OS XではOSレベルでユニコードに対応しているので、普通に使っているとたいていユニコードが通るようになっている。しかし、ワープロに関してはその長所が生かし切れていなかったのだ。

そこで、Mellel。去年の年末に見つけたのだが、非常に使いやすくてすぐに購入した。ヘブライ語の名前を持っていることからもわかる通り、イスラエルの会社が開発しているソフト。そもそも、OS Xは右から左に書く文字の対応が遅れていて、その問題を解消するために多言語対応ワープロを開発したというのがその成り立ちらしい。
長所はいくつかある。まず、多言語に対応していること。実は、多言語と言うよりは二言語であって、アルファベットに続く二次的な文字セットとして、CJK(中国語・日本語・朝鮮語)文字、ギリシャ文字、ヘブライ文字などのフォントを決められる。文字ごとにフォントと文字の大きさが決められるから、文字がきっちり決まってくれる。Wordと違って、日本語と英語混じりの文でも、書式がずれることはない。

それから、シンプルな操作。Wordにはいろいろな機能がついているが、9割方が普段は使わない機能である。私の場合、論文が書ければいいので、グラフや画像などの機能は必要ない。その代わり、段落やフォントの設定が複雑で、思い通りの出力ができなかったりする。この点、Mellelは、ページ・段落・文字のそれぞれについて「スタイル」を設定できる。特定の用途に対して、それぞれスタイルを決めておけば、部分をいちいちいじらなくても文章全体の書式がぴったり決まってくれる。思った通りに動いてくれるシンプルなワープロというのは、使っていて実に気持ちがいい。また、機能を絞り込んでいる分、動作も軽くていい。また、註釈の書式も細かく決められるので、とても便利。

このワープロに加え、最近Atok 16を使い出した。このバージョンではついにJIS第三・第四水準文字に対応して、Mac OS X 10.1から標準装備になった約2万字すべてが候補に出てくれる。また、文語モードも搭載して、古文の打ち込みも楽になった。(別にいつも使っているわけではないが、前から使えたらいいのにと思っていた機能。)これで、正字・正かなの文書もきれいに、正確に打ち出せる。また、互換性の問題はあるが、原稿段階で渡す場合はRTFで保存すればいいし、印刷コマンドからPDFで出力してもいい。(OS XはPDFにOSレベルで対応しているが、OSのアップデートの度に出力がきれいになっているようだ。)

Mellelは、論文や書類のような文書作成に特化しているので、画像などが混ざると少し不便。また、日本語縦書きには対応していない。でも、欧文で文書を作る必要がある人にはおすすめ。とくに、研究者で、欧文や欧文混じりの横書き文章を書く人で、シンプルでぴしっと決まった文書を作りたい方にはぴったりだと思う。値段も$29と安い。

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February 05, 2004

今日の一言:マックユーザー

「マックユーザーは全くイカれている。コンピューターのような物に対して、不自然な形で感情的に結びついている人がいる。」
Wired Newsから。私もこのページは見ましたが、そこまで感情的な反応はしなかった。金持ちのバカ息子がバカなことをやっているとは思ったけれど(しっかりだまされている)。まだマックユーザー歴が浅いからだろうか。

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January 10, 2004

京極夏彦とMac OS X

京極夏彦が小説執筆にAdobe InDesign (Mac OS X)を使っている実例がAdobeApple Japanで公開されている。

パソコンで日本語入力する際、漢字・ルビなどを思った通りに表示させることができ、なおかつ入力自体が苦痛でないという方法を見つけるのは、人文系の仕事をしている僕には永遠の課題なわけだが、InDesignを使えば、細かい所まできっちり決まるようだ。漢字がぞろぞろ並ぶ原稿がぴっちり決まるというのは、気持ちいいんだろうな。(もちろん、そういう原稿が書けたら、という意味も込めて。)出版社がInDesignを導入していれば、そのまま入稿できるわけだし。難点は持っているパソコンのCPUに十分なパワーがあるかどうかくらいでしょう。

そもそも僕が1年半前にMacに乗り換えたのは、2万字搭載のヒラギノフォントがMac OS Xに標準装備されていると聞いて、それだけのフォントが使いこなせるならと思ったため。ただ、現時点ではそのフォントを使いこなすソフトが少なかった。EGWORD + InDesignという組み合わせがあるとは聞いていたが、いまひとつピンとこなかった。しかし、この実例を見ると、もし日本語で執筆する機会が増えれば、InDesign導入も検討の余地がありそう。まあ当面は英語の方の仕事が中心になるわけだけど。

最近、ワープロまわりを再検討している。欧文ワープロソフトとしてはMellel、アウトライナー及びノート管理には Circus Ponies NoteBookを試用中。

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(2006年5月 むなぐるま管理人からの受託により保管)

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